index< 日誌 < aj情緒 < 21-38「情緒D:おどろき」


1、驚き。


「おどろき」は、予期しない出来事に遭遇したときに起こる、突発的で瞬間的な感情の動きである。感情というよりも、感情として意識される前の状態である。感情の情緒的な営みといったものが、どこかで瞬間的に途切れて、切断されている。

この日常が途切れた瞬間、自分がだれで、どこにいて、何をしているのか分からなくなる。だから、そうした自分にびっくりしして戸惑い、驚いているのである。そうした、自分を見失っている状態である。

しかしまた、すぐに我に返り、通常の自分でもよく知っている感情、恐れや、怒りや、悲しみや喜びといった、特定の感情へと移行する。それが何のことなのか、自分でも意識され、理解された状態へと移って行く。



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