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2、時的。


「おどろく」というのは、このような自分の意識や、自分の存在を一時的に見失った状態である。だから自分でもいったい何のことかわからず、戸惑い、驚き、なすすべもなく一時的に茫然とするのである。

おどろき、ためらい、戸惑い、あわてる。しかしいったい何をしたらよいのか分からない。しかし実はそれ以前に、何がどうなっているのか、事態というのが自分でも全く分かっていないのである。だから、こうした状態に驚いているのである。

「おどろく」というのは、いまだハッキリしない、自分でもよく分からない状態、そうした、たとえるなら、目覚める直前の状態なのである。



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