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しかし実は、そうしたことは、民族や文明の歴史にも、そしてまた、限られた地域においても、あるいはまた、自分自身の身体内部においても、自分でもそれと気づかれることなく、たびたび起こっている。 そしてそうやって、自分で自分を確かめ納得し、またそうやって、自分が自分であり続けるのである。つまり、自分というのが本来の始めの状態に戻り、そしてそこからまた、再び始めようとしているのである。またそうやって、自分というのが本来の日常へと戻り、自分が自分であり続けるのである。 自分がそれまでの自分と同じであり、また、これからも自分は自分でなければならないのである。そして、こうしたことは、自分が何か未知のものと遭遇した場合だけに起こるのではない。それは、普段のありきたりな日常生活の一部分としても、たびたび経験していることなのである。 |
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