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1、存在のカタチ。


人間は空間上のどこかに、自分の存在の「場所」を占めなければならず、これが無いと、現実の世界に自分というのが存在しないのである。

人間の身体というのは、始めからそのように出来上がっていたのではなく、祖先からの遺伝によって定められた身体を通して、適応し変化してきたということである。

だから、緊張し収縮する筋肉の動きでもって、結果として外見上筋肉を弛緩させるような効果を得ている。というようなことが起こるのである。

これは、すでにある自己の現実のすがたを通してしか、それを表現できないということからきている。たとえ、見かけが反対のように見えても、やはりそうなのである。



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