index< 日誌 < aj情緒 < 21-41「情緒:E」 |
潜在的で目に見えない。それどころか自分でも気づかず、いったい何のことなのか分からないような、そうした気分や気持ちのあり方といったもの。 自分でも、なぜそうなるのか分からないままの、明るい、暗い、晴れやか、疎(うと)ましいといった、そうした一過性、あるいは持続する気分や雰囲気、「空気」とったもの。 @ ポーズ。 しかし、そうした自分でも捉(とら)えどころのない、漠然とした気持ちのあり方といっても、それはそれで自分の身体のどこかに現れている。たとえ仕草や動作、身体の姿勢などの、自分の見える身体表面に表れている。 A 肉体表面。 また、冷汗、赤面、顔色が悪い、吃音(ドモリ)、震え、めまい、立ちくらみ、よだれなどの目に見えるカタチで表現されることがある。 B 肉体内部。 あるいはまた、潜在的で見えず、自分でも気づかないとしても、それでもどこか自分の肉体の中で現れている。蕁麻疹(じんましん)や吐き気、むずかゆさ、痛さ痒(かゆ)さなどがそうである。表面上見えないけれども、自分の肉体の中からそうしたことが感じられてくるのである。 このような自分の中の生理や神経の作用といったものが、どこか、いつもと違うことが起きているのである。そうした、自分でもそれが何かと意識されることのない世界である。そうやって自分で自分を感じ、意識し、確かめ、そうして自分を自覚しているのである。他人と違う自分というのを感じているのである。自分を意識し始めているのである。 |
index< 日誌 < aj情緒 < 21-41「情緒:E」