index< 日誌 < c信じるもの < 21-51「錯覚6:連鎖」


1、主観と客観。


偶然ということ自体が、これを外から見ると必然なのである。自分が預かり知らぬものを見ているから、それが偶然のもののように思えてくるのであって、これを外から客観的に見て見ると、やはり必然でしかないのである。

外から見て始めて、それと関係するおおよそのことが見えてくるのであって、理由や原因も分かってきて、それが理解の出来る筋の通った出来事のように思えてくるのである。そして、そうしたことを客観的な必然性といっているのである。

たとえば地球上で起こっている、こまごまとした、種々雑多な出来事といったものは、それだけを取って見れば、ワケのわからない偶然の出来事なのであるが、それらを全体として地球規模で見るならば、それはやはり必然でしかないのである。



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