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それは「相同」についても言えることであって、それは本来同じものであるはずのものが、いつの間にかそれが忘れ去られ、そして失われ、そしてそうした理由や必然性といったものが、どうでも良いこと、意味のないものとして失われ、気づかれることもなく、潜在的なものとして失わているのである。 しかし、それでもまた、自分が存在の危機に直面したときに、再び重要な意味を帯びて浮かび上がってくるのである。再発見と復活のための可能性としてそうなのである。非現実的で、潜在的で無意識のものにすぎなかったものが、意識的で意図的な現実の可能性として立ち現れてくるのである。 自己の根源とか存在の理由といったものが、ここで再び大きな要因として作用しているのである。自己の同一性として目覚めているのである。 |
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