index< 日誌 < ap理由 < 21-55「相似と相同4:錯覚」


1、サイン(合図)


こうしたことは同時にまた、見える現実の世界のカタチや色についても説明される。また、そのニオイや音や触覚についてもそうである。生きている自分の存在そのものがそうなのである。また、日常における馴れやクセ、それに遺伝がもたらす傾向もそうである。

そしてこれは習慣や常識、社会体制についてもそのまま言えることなのである。むしろ、そうしたことが習慣や常識の根底にあるのである。あるいはまた、その前提になっているのである。

たとえば、人間が見ている物の見える色や模様、そしてそのカタチがそうなのである。人間は、何かしらの印象や自分にとっての意味といったものを、自分の中で抽象化して見ているのである。また、だからこそ、それが色や模様やカタチとして見えてもくるのである。



履歴へ                     続く。


index< 日誌 < ap理由 < 21-55「相似と相同4:錯覚」