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2、習慣。


私たち人間は、それを象徴化し記号化してきたのであって、すなわち、これが抽象化なのであって、このようにして現実の色や模様といったものを理解してきたのである。色や模様やカタチといったものは、それを知る方法だったのであり、そしてそれを自分の中で象徴化してきた記号であり、サイン(合図)だったのである。

そしてこれが自分の中でルーチン化・習慣化してきたのである。そしてまた、これが自分にとっての意味だったのである。というのは、このような習慣とその日常、そしてその上に成り立つ常識の世界こそが、「自分たち」にとっての存在理由になっているからである。自意識と自己の同一性の根拠になっているからである。



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