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6、規格化。


だからまた、軍服にピンク色は古今東西あった試しはなく、もしもあるとすれば、病院の看護師の制服ぐらいにしかないのである。弱く体力を消耗した患者を少しでも安心させ落ち着かせる、そうした現実逃避の色なのである。

これは男女の間だけでなく、社会と文化のシステム全体がそうなのである。もちろん、男女間のような身体的合体は無いのであるが、そうした身体とは別の、精神的な依存という意味でそうなのである。

個人というのが、個人として自律して居ないという意味でそうなのである。儒教的な個人を押しつぶして破壊するといった意味でそうなのである。20世紀的な産業社会において、会社依存の人間を大量生産し、それでもって社会全体を規格化してきたのがその結果なのである。



戻る。                     続く。


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