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5、象徴。


それは何か、非常に柔らかい何かが、自分を包んでまとわりついてきて、そして、それが穏やかに、ゆるやかに、優しく拡がって行く。そんな優美で親し気な世界へと人々を引きずり込んで行く。

それはそれだけで、それへと人々を誘い導き、そうして本人をしていざなっているのである。自分でも気づかず知らないまま、それへと自分を包(つつ)み、惑(まど)わし、そうして引きずり込んで行くのである。

それはこのような、自分でもどうにもならない暗示と象徴の世界なのである。それは常に自由でありながら、果てしなく無限に秩序づけられた情緒の世界なのである。



戻る。                     続く。


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