index< 日誌 < ao強制力< 21-63「継続」 |
人間を無意識の内に支配する不可抗力として、それは三方向から定められる。自然条件、バランス、そして個人がそうである。 @ 自然条件。 地球という空間の物理的条件。地表、地形、地味、気候、気性等々。このような条件の下で営まれ得るシステムでなければならない、ということである。 このような自然条件が、人間という肉体のカタチと構造、そしてその生存の仕方を規定してきたのである。この範囲内でしか何も出来ないということである。これが許容範囲であり、枠組みなのである。そしてここから離れたところでは、何も出来ないように出来ているのである。もともと始めからそうなのである。 A バランス。 生態系とその中の種としての、存続の条件と方向性。文明のシステムや習慣、宗教などがある。人間を取り巻く社会的条件と環境のことである。 B 個人。 「種」という枠の中で、同一でありながらも、それぞれが異なる別の個体である、ということである。 |