index< 日誌 < as同一性、v夢の中、j生理的情緒< 21-68「ウサギ1:背景」p5 |
それはちょうど犬やネコなどの小動物が寝ているときに、不意にクチをモグモグさせたり、吠えたり、引っ?いたり、手足やカラダの一部で何かの仕草をするのと同じである。夢を見ているのである。そしてそれに釣られて、夢の中で何かしらの動作をしているのである。 あるいは身体内部の、何かしらの一時的な生理上の不具合やアンバランスといったものが、夢の中で何かしらの行為の動作となって現れてきているのである。だからまたそれは一時的・瞬間的なのであって、意味不明なのであって、そしてまた、自分にとってはどうでもよいもので、すぐに忘れてしまうものなのである。 それは偶発的でどうでもよい瞬間的な、何の意味も持ちえない、そうした肉体の生理上の偶然の出来事に過ぎないのである。身体内部での偶発的な不具合やアンバランスを補正しようとする、日常的な営みの偶然の出来事に過ぎないのである。 |