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5、搾取。


そうやって、自分の親族や身内や周りの者を支配下に置いて、敬われ、慕われ、尊敬されようとしているのである。しかし、これは二重に考えなければならない。

確かに能力のある人間なら、そうやってみんなが丸く納まるのであるが、しかしたいていほとんどの場合、能力のない人間が、能力が無いがゆえに、こういうことをするのである。だからすなわち、それはたいてい搾取に始まり、搾取に終わるのである。これは必然でなのである。

そして自分がそうした立場に居る以上、そうやって生きて行くしかなく、そして自分から進んでこのシステムを作り出して行くのである。自分というのが踏んづけられるのではなく、自分も一緒になって弱い立場の者を踏みつけて、脅(おど)し、恐れさせ、食い物にしてゆくのである。



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