index< 日誌 < v夢の中 < 21-76「ウサギ7:心理分析」p3 |
それはちょうど、犯罪心理分析官(プロファイラー)が現場の状況から、未知の犯人の心理と行動パターンを分析していって、犯人の性別や年齢、好み、職業、生活スタイルや習慣を絞っていって、そして最後に犯人の現在の状況と居場所を特定して行くのとよく似ている。 ただ、夢の場合、それが現実には存在しないもを、自分の願いと都合だけで空想の世界に作り出して行って、そしてこれをイメージや物語りとして、ムリヤリ空想の世界の中で作り上げているのである。現実的な裏付けが何ひとつ無いのである。 現実に無いもの、あり得ないものを、自分の頭の中だけで作り上げていて、そしてこれを夢の中で、現実にあるものと信じて納得しているのである。それは、「信じる」ということ自体が、自分にとって何よりも大事で、そして必要で、願い求めるものだったのである。 |