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自分の中に自己意識がなく、だからまた、自分が見つけられず、そしてそれは、他人との関係に求められる。そしてそれが、人間同士の間の、上下の関係というカタチをとって現れているのである。そして、そうやって自分の中で、情緒の秩序とバランスをとっているのである。そしてこれを、自分と自分たちの自意識にしているのである。 そうやって心の安定と平穏、そして自分自身の日常というものを確かめているのである。本来あり得べき、そしてそうであるはずの自分を取り戻しているのである。そうして、自分で自分を認め、他人からも認められ、確かめられもし、納得しているのである。 そうやって、自分の立場と居場所が認められるのである。そしてそうした自分が意識もされてくるのである。これが自分であり、自分なのだと思えてもくるし、納得もしてくるのである。 |