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たとえば、腕(うで)を動かすのを例にとれば、血管からの血流の増大、血糖の増加、あるいは集中的な瞬発力のための血流の局所的な一時停止とその滞留(増大)、および、それらに関連するホルモンの分泌、さらに体性(筋肉)運動に連動する不随意の自律神経の反射作用が伴っている。 その他、姿勢のバランス、呼吸による酸素の供給、血液からの運動エネルギー(グリコーゲン)の分解も深く関わっている。また、随意の意識的な運動も、不随意の無意識の活動を伴っているのであって、また、それなしには、随意運動といったものは不可能なのである。随意も不随意も、それらは不可分の一体のものなのである。 あるいはまた、運動選手のように、最初は意識的な手足の運動であったものが、訓練と歳月の繰り返しによって、無意識の反射作用として当たり前のように、こなすようになっている。 |
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