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1、有利な者。


「有利な者」とは、要するに権力に近い者のことであって、自分にとっての「目上の者」のことである。親兄弟、先生、上司、そしてマスコミ。そしてその上で、それをコントロールしている国家のことである。

あるいは、より本質的には、そうした概念や思考パターン、そしてその道徳や正義観を作り出している、生活の様式がそうなのである。そしてその上に合理的な理性が働いていて、それが自分たちの正義観や価値観を作り出しているのである。

そして注意すべきは、現在の普遍的な価値観のように思われている、合理性や理性といったものも、現在的な意味での歴史的な概念に過ぎないということなのである。



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