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それは、何かしらの暗示と象徴の世界である。無意識のうちに、自分でも気づかず知らないままに、それへと導きいざなう何かしらの印象と、そのサイン(合図)、そうしたいい知れぬ本能と衝動の世界なのである。 それは、それへと誘い、追い立て、うながしてゆくところの、自分自身の中にある未知の世界なのである。自分でも気づかないまま自分を動かしコントロールしている、自分でもワケのわからない、自分の中に存在する無意識という衝動の絶対的な強制力なのである。 自分とは別のところで自分を支配し動かしている、自分でも知らずコントロールもできない、そうした自分の中に住む、もう一人の得体の知れない未知の自分自身のことなのである。 こうしたことが、真の本当の意味で僕自身を支配しているのである。ぼく自身が生きている場面やキッカケ、理由や意味や、そしてまた、その情景といったものを支配しているのである。 |
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