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4、必要。


従ってまた、その見える姿カタチが同じであるにもかかわらず、その見え方や感じ方が様々に変化し、まるで違う別のもののように見えてきて当然なのである。

見える現実の、人間にとっての意味といったものが、常に変化しているからである。人間の感覚、そしてその生き方や生存の方法といったものが、歴史上の時代によって常に変化しているからである。

それは自分の目的や必要に迫られて生きているのである。そうした自分の必要に迫られれば当然、外の世界との係わり方も違ってくるし、その見え方と考え方も違ってくるのである。

また、そうでなければ生きて行けず、自己の生存を継続してゆくことが出来ないのである。そしてこれが私たちが見ている現実世界の、私たちにとっての意味なのである。


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