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5、フレア(lens flare)
レンズ内部の乱反射
  
   
太陽と地上が光の階段で繋がっている。


・ レンズフレア lens flare
極めて明るい光源がレンズに向けられているときや、画角内にきわめて明るい光源が存在する場合、レンズ内面での再反射によって起こる、暗部への光の漏れ。反射面の曲率や形状によりさまざまな形態のものが生じうる


・ 回折 Diffraction
媒質中を伝わる波が、その障害物の背後に回り込んで伝わってゆく現象。一見すると、幾何学的に到達できない領域に回り込んでいる。
遮蔽物と光線との境界部分で、著しく光量が減少するが、これが格子上の縞模様の明暗になる。波長が大きいほど回り込みが著しい。(青より赤)


・ 光冠
太陽や月に薄い雲がかかったときに、その周りが薄い光のモヤのように見える現象。光冠はエアロゾルや雲粒などの微粒子による光の回折が原因で生じる。
回折角は,光の波長に対する粒子の大きさの比で決まっており,粒子の大きさが一定なら光の波長によって回折角が変化するため,波長(色)によって異なる角度で光の輪が太陽の周りに見えることになる。


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