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3、集団意識。


だから何か事件があっても、そんなことにはまったく関心がなく、一応当事者の話を聞くフリをするけれども、そんなことには始めから何も関心がなく、聞いていて自分たちの都合のよい事実だけをせっせと記録に残して行くのである。

そうしておいて、結果は始めから決められている。それは世の中の上下の関係こそが絶対的に正しいのである。それだけなのである。そしてこれはケイサツという自分たちの暗黙の合意事項であり、慣行であり、無言の共通認識なのである。これは法律以前の習慣であり、文化なのである。だから誰もそれを不可解にも、不思議にも思わないのである。

つまり、だれもがみな自分たちは同じ日本人なのであるという集団意識が、これらすべての行為と意識の前提になっているのである。しかしまた、そうである限りプライバシーや人権という「考え」が理解されることがないのである。


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