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1、制約される精神。


精神は自分の証明を求めている。自分が自分であることの、確かな目に見えるカタチを求めている。そして自分の姿としては、この自分の肉体以外に無いのである。この肉体を離れて自分自身というのは存在しないのである。

この肉体を通してのみ、精神は自分を表現し得るのである。そして、精神は自分でその肉体を選ぶということが出来ないのである。それはあらかじめ、自分がこの世に生まれ出る以前から、すでに定められていて、設定されているのである。

好き嫌い、望む望まない、適・不適などとは無関係に、それらとは何ら関わり合うことなく、自分の意志とは無関係に決定されるのである。人間は、自分で自分の肉体を選ぶことが出来ないのである。


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