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意識が、自分でも知らない未知のものを、むりやり感覚に押し付けようとしている。そしてこのような意識に対して、感覚が敵意をあらわにしている。自分の意識が信用できない。いままでの自分の感覚も信用できない。感覚が感覚だけで感覚を表現しなければならない。 感覚が感覚そのものに対して果てしのない疑惑を感じていて、際限のない異議申立てを繰り返している。このような状況の中で、感覚が自己の自律性を求めて歩み始めている。 感覚は、意識からも、外の世界からも独立して一人歩きを始めている。感覚が感覚だけで、なにかを感じて意識し始めている。意識を無視して、感覚が自分自身で自らを意識し始めている。感覚が感覚を感覚し始めている。 |
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