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1、ホントのすがた。


見ているものの角度や位置、そして見ることを仲介している光の色や強度によって、見えるものの色やカタチ、模様やそのパターンといったものが、様々に変化している。そうして、どれがホントのすがたなのか分からなくなるのである。

のみならず、それは主観的な要因としての見る側の目的や動機、事情などによっても大きく異なってくる。またそれを第三者、あるいは客観的に見た場合にも、まったく別のものとして見えてくる。それは、見る条件や目的が異なるのだから至極当然のことなのであるが・・・。

しかしながら、より根本的な違いとして見えてくる場合がある。それを外(そと)から、別の世界の、未知で得体の知りようのない、別の異次元の世界から見た場合である。何かが、本質的なところで違うのである。基準そのものが違う、あるいは概念そのものが成り立たなくなるのである。


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