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4、信じるもの。


もちろん、相手の言葉や行為によって感情的になる場合もある。しかしそうした言葉や行為も、それが自分自身の身体内部の生理上の変化に変換されて始めて、それが感情として、表情や仕草や行為として自分の中から感じられてくる、ということなのである。

少なくとも、そうした感情を惹き起こす生理上の変化として、それが自分に意識されているということなのである。そして、これをもって自分の感情として納得もし了解もしているのである。

そうしてそれが、自分の意志や信念のように感じられているのである。そう思ってもいるし、また、そう思わなければならないのである。なぜなら、それが自分だからである。それ以外のところに、自分というのは存在しないからである。それは、自分自身のことなのである。自分の肉体の営みがそれを表明しているからである。


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                     続く。


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