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リズム。


リズムとは、繰り返し反復して現れてくるパターンのことである。そしてこれを別の言い方で表現すると、パターンといったものが、ある決まった秩序と形式を持つものとして現れているということである。そしてこれを時間的な変化の移り行きの中で見ているのである。

つまり、変化といったものが秩序や形式を持つ理解し得るものとして、抽象化され一般化し、そして比較分類することによって、特定しようとしているのである。あるいは、特定し得るものとして理解しようとしているのである。変化というのを、内的なリズムを持つものとして理解しようとしているのである。

そうして人間の頭の中で、それが一つの形式として作り上げられて行く。そしてこれがオリジナルで原初的な音色であって、そしてその調和された内面のすがたなのである。目には見えないけれども、原理や秩序としての内的に自律した世界なのである。そしてこれを見える現実の世界から垣間(かいま)見ているのである。


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