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4、システム。


私たちは、社会というシステムの中を生きているのであって、それに反することをしてはならないし、させてもくれないし、それはまた、許されないことなのである。それは善いとか、悪いとか、正しいとか、そんなこととは関係のないことなのである。

システムは、人間には離れたところにあって、この人間を支配しているシステムの維持、保存、継続こそが唯一の目的であり、それの存在理由になっているのである。だから、この自分を取り巻くシステムから離れられず、そこから離れては生きて行けないのである。

肉体的にも、精神的にもそうなのである。そうして自分が自分であり続けてきたのである。数千年も前の昔からそうなのであって、そうして現在の自分が生きて来れたし、いまも生きていられるのである。

その良し悪しや、それが正しいかどうかに関係なく、そうやって社会が成り立っていて、そしてこの社会を離れては人間は生きて行けないのである。人間は、人間社会においてこそ人間と言えるのである。


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