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しかしまた、このような偽善だけが大衆にとって受け入れられやすいのである。その意味で、これもまた、自分たちにとっての正義なのである。常識であり、習慣であり、そしてまた、自分たちにとっての模範的な基準なのである。 そしてまた、このようにして歴史家によって、歴史が作られてきたのである。あるいはまた、政府とマスコミがそれを誘導してきたのである。そしてこのような「囲いの中」の世界を私たちは生きている。 フツーの人々にとってみれば、自分たちが何も悩まずにラクして生きることが最も大事なことなのである。そしてそれが良いことが悪いことなのかというのは、たいていどうでもよいことなのである。だれもそんなことに悩んだりしないし、ただまわりに合わせて生きているだけなのである。 |
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