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またそれを見ているのは同じ自分なのであって、自分にはそれ以外のものが見えないのである。つまり、自分には何もかもが、同じものとしてしか見えないように出来ているのである。 そして「違うもの」というのは、この「同じもの」という土台の上に成り立っているのである。そうして自分の感覚は、それ以外のものが見えないように出来ているのである。 たとえ同じものでも、すがたカタチを変えて現れて来なければならないのである。そうやって人間は変化し、創造し、生きて行けるのである。あるいはまた、そうして「信じる」ということが出来るのである。 |
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