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自己と他者が分裂した時点で、すでに条件づけられたのである。分裂とは区別であり、条件づけなのであって、そうして条件が設定され、境界が定められたのである。このようにして自己と他者のかかわり方といったものが決められたのである。 だからそれは、その境界の中でしか何ごとも成し得ず、そのようにしか成れず、また、それでしかないのである。同じものとはこのことなのである。それは原理や必然性からくる、有無を言わせぬ絶対的な強制力なのである。 それしか出来ず、そのようにしか成れないのである。そして、ここでいうところの「同じもの」とは、見えるすがたカタチのことを言っているのではなくて、それを動かし、移り行き、変化し続ける、そうした過程の中に見えてくる原理や秩序のことを言っているのである。 |
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