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感情の行き場がない。なにか落ち着かないとき。何かをしなければならないのに、それがたちまち出来ない常態にあるとき。そこから溢れ出るエネルギーをどこかに押しとどめて、差し障りのないところに振り分けて発散しなければならない。そうして平常を保ち続けられるのである。 だからこのエネルギーの発散先を求めて、身体の内部からリズムを取ろうとして動き出す。足踏み、もじもじした手指の動き、頭を掻く・・・などといったクセがそうである。自分でも気づかず知らぬ間に、そうした仕草をとっているのである。 そうしてリズムをとって平静を保とうとしているのである。しかしそれでも耐えられず、ツメを噛む、つねったり引っ掻いたりもする。リスカしたり自傷したりもする。そうして本来の自分の平常心を取り戻そうとしている。 しかしこれは個人に限らず、人間集団や文化もそうであって、歴史上、不規則・周期的に繰り返された、マイノリティーに対する歴史上のホロコースト・民族浄化もそうであった。そうして集団が集団として維持されてきたのである。 |
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