| index＜ 日誌 ＜ ax背景 ＜ 23-05「必然②：型式」p5 |
| そしてこれが、自分自身の感覚の感じ方なのである。自分にしかない特殊で個性的な、現実的な感じ方なのである。これは、自律した自己の肉体の、生きた生理の作用の結果なのであって、そしてこれこそが、自己の存在の必然性なのである。 それは、自己と他者を区別する存在の境界線であり、人格であり、自分というものの精神の領域なのである。アイデンティティー(自己の同一性)とは、このことなのである。 これはタマシイ(魂)とでもいったもので、たとえば個人を例にすると、その気性や性格、生活スタイル、クセや性向、好みに到るまで、そうした自己が表出されるすべてに一貫して感じられる、存在の必然性のことなのである。そして、そうした自己の現実のすべてに一貫して共通する秩序とでもいったものなのである。 |
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