index< 日誌 < z自意識 < 23-10「自分が最大多数の中の一人であること」p13


1、予期せぬ衝撃。


目舞い、ふるえ、けいれん、ひきつり、そして叫び・・・などなど。

このような突発的で予期せぬ衝撃、そしてその痛み、苦しみ、恐怖や怯(おび)えなどの際に、震えや痙攣(けいれん)が起こるのは、急激な神経の集中や、そうした身体内部での衝撃的な変動に対処するために、またそうした過激な反応をやわらげるために、それらを分散しようとしているのである。

そして同時に、他の身体部位に意図的に、架空の発散場所を便宜的に作り出しているのである。そうして、痛みや苦しみを分散し、あるいは避けて逃げようとするのである。少なくとも、そうして自分に納得しようとしているのである。要するに、そうでもしなければ神経が持たないのである。

しかしまた、それらとは別に、このような身体表面の異変といったものが、自分自身に対しても、そしてまわりの他人に対しても、何かの異変を警告し発信しているのである。またそうして自分を意識していると共に、他人を意識しようとしているのである。そうやって「自分たち」というのが、無意識の内に意識されているのである。

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