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不意の突発的な衝撃に対しては瞬時に対処しなければならない。それは、緊急時の反射的で全身的な行動が求められているのである。従って、実働する末端の神経や筋肉は、脳からの指示を待たずに、これを無視して同時的反射的に動作する。または、その時点ですでに作動しているのである。 何がどうなっているのか、何をしたらよいのか分からず、また、脳からの指示もいまだ未達で、支持そのものが錯綜し混乱していて、なに一つ定まらず、たしかなことは何一つ分からないまま、行動だけが先行するのである。 つまり、行き場のない肉体の動きの爆発といったものが、震えや痙攣として、あるいは意味不明の言葉にならない叫びや、そしてもっと強烈な衝撃の場合に失神やテンカン、あるいは意識不明の状態となる。 |