index< 日誌 < z自意識 < 23-10「自分が最大多数の中の一人であること」p13 |
自分自身の身体内部に向けられた「内向感覚」がそうなのである。これが心臓の圧迫や、血液の逆流、目舞い、呼吸困難による息苦しさ、キリキリするような胃腸の痛み、吐き気、それに歯や肩の原因不明の痛み、・・・などとして感じられてくるのである。 このような自分自身の肉体内部の営みが、自分にそれを強制してくるのである。だからこそ、それが苦痛であるし、苦痛そのものであると思い知らされるのである。それは自分にとって都合の悪いことであって、何とかしなければと思えてくるのである。 しかしまた、それは、ただたんに表面的な外傷によるものではないのである。心理的で情緒的な不具合からきているのである。そして、その苦痛や苦悩の原因といったものが、自分にはわからないのである。 |