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それは、見る側の事情と立場によって、まったく別のもののように見えてくる、ということである。見る位置と観点が異なれば、同じものでもまったく別のものに見えてくる、ということである。 自分にとっては、それがそうであるはずだし、そうでなければならないと思い込んでいる。そしてこれが自分の立場になっているのである。だからまた、そのようにしか見えず、それ以外は見えず、見えてはならないものと信じているのである。そしてこれが自分の立場なのであって、それ以外のものに見えないように出来ているのである。 同じものを異なる次元と、別の世界から見ているのである。だからそれが同じものだと気づくのに、どうしても遅れてしまうのである。場合によっては、それが同じものだと気づくことがないまま、終わることがフツーにあるのである。 しかし、それは本来、元をたどれば同じものなのである。同一の原理と必然性の下に存在し、動き、変化しているのである。それ以外に理解のしようがないのである。そうして始めて、それが理解できるし知られてもくるのである。 |
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2019-0113-0120