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しかしなぜ「時間」なのか? なぜならそれは、時間を通してしか知り得ないものだからである。つまり、これは変化のことを言っているのである。中身は変わらないのに、同じであるはずのものが時間の経過と共に変化して行くのである。 こうしたことは、時間の流れの中でしか捉(とら)えることが出来ないものなのである。すなわち、「同じもの」だということである。過ぎて行く時間の経過の中で、そのすがたカタチが種々様々に変化を繰り返して行くけれども、それでも、やはりそれは同じものだということである。 同じものだというのは、それが持つ原理と必然性が同じものである、ということである。しかし、それがなぜ、種々様々に変異・変化して、まるで別のもののように見えてしまうのか? |
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2019-0113-0120