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7、存在理由。


自分が変化する、また、変化せざるを得ないというのは、何か足らないものが自分の中にあるからであって、祖先から受け継いだものの中に、それがなかったということである。

しかしまた、何か新しいものを作り出すいっても、それは結局、いまあるものを基(もと)にしてつくるしかないのであって、そうした意味では、祖先から引き継がれた延長線上にあるのである。

しかしまた、それを元にして自分が何か新しいことを成し得たならば、それはそれで祖先には無いもの、自分にしかないものであって、そしてまた、これこそが自分が自分であることの確かな証明なのであって、また、何よりも確かな自分の存在理由になっているのである。

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