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5、偶然の錯覚。


これが思考とか意識といったもので、そうした幻(まぼろし)のような世界を私たちは生きている。しかしまた、そうやって生きて行かねばならず、そうやって生きて行くしかないのである。そうした意味でそれは偶然の錯覚が生み出した世界なのである。

そしてこの偶然であるということが、それの客観性を保証しているのであって、そしてまた、「錯覚」であるということが、イメージと象徴の世界を作り出しているのである。言い換えると、思考そのものの観念の世界を成り立たせているのである。

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