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つまり、定型化し条件反射化しているのである。なるだけ意識や神経を煩(わずら)わせることなしに、無意識の内にそうした行為を日常的に繰り返すのである。そして、そうしたことの数万数億年に渡る繰り返しが、条件反射を無条件反射に変えていったのである。 そしてまた、この時点で自己と他者の間に境界線が生じていて、自己が周りの環境から自律して、自己が自己を自覚したのである。自分は他者とは異なる主体であると意識したのである。 そして、このような自己の身体内部の営みが、主体としての自己の情緒や感情、思想といったものの枠組みになっているのである。あるいはまた、そうした枠組みの仕組みや構造となっているのである。 また、そうすることによって、わずらわしい日常に妨げられることなしに、何か新しいことへの適応や変異、馴れといったことも可能になるのである。 |
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