index< 日誌 < y肉体 < 23-25「肉体が求めるもの」p4 |
しかし、このような馴れや適応といったものを、数万数億年という非常に長い歴史的な時間の中で考えて見ると、これが種の「枠組み」の、変化の方向と条件を決定しているのである。 また、この馴れや適応自体が、自身の身体の肉体的条件によって制約され規定されているのである。すなわち、変化自体が、自分自身の身体の仕組みとカタチに依存しているのである。 はじめ、馴れといった生理的な特性に過ぎなかったものが、やがて適応という外形的で身体的な特徴となり、そしてさらに、これを非常に長い歴史的時間の経過の中で見ると、新たな種の発生、もしくは身体構造そのものの変化となって固定されてゆくのである。 |
index< 日誌 < y肉体 < 23-25「肉体が求めるもの」p4