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4、歴史的現実。


つまり、最後に、外見上もっとも分かりやすく、そして変化しにくい骨格構造の変化として現れてくるのである。そしてこれを時間的な順序で並べると、生活スタイルの変化 → 身体内部の生理作用の変異 → 筋肉や臓器・循環器系の特性の変化 → 骨格のサイズと構造の変異、となって現れる。

始め、なに気ない変化といったものが、それが際限なく繰り返されることによって、いつしかそれが空間的な現実となって行くのである。そうやって歴史的に辿(たど)ればたどるほど、さかのぼるほど、それは自分でもどうにもならない、逆らうことのできない固定した物理的な現実になっているのである。

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