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5、エネルギー源。


さしせまって、何かに追い詰められて、いますぐに全力で行動しなければならないはずなのであるが、しかし、いったいどうしたらよいのか分からないのである。それどころか、現実の事態というのが、自分にはまったく理解できずにいるのである。どうしようもなく、ただ身体だけがわなわなと震えている。

何かが自分に対する脅威として自分に迫ってきて、襲いかかってきているのである。神経も、血流も、筋肉も、その爆発のはけ口を求めて噴火の寸前なのである。それは、もはやどうにもならないのである。

どこかへ、どこへでも、なんでもよい、ただその出口を探し求めているのである。ただその爆発のエネルギーを放出することさえ出来れば、ただそれだけでよいのである。そして、つまりこれが、「笑い」というもののエネルギー源なのである。

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