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そしてそれは、このような自分であろうとする自意識であり、それが自己の同一性にもなっていて、アイデンティティーそのものなのである。だからまた、そこから出て行くということがなく、そこにとどまり続けるのであって、そしてこれが自分なのである。 そしてこのような自分に襲いかかる脅威とといったものが杞憂(きゆう)に過ぎず、自分の目の前から去っていったことで、再び元の自分に戻ることが出来て嬉しさが込み上げてきているのである。自分は正しかったのだと。 自分が自分であり続けることが出来るというのが嬉(うれ)しくてたまらないのである。自分の身体内部で、その生理と神経の作用が、それを認めていて証明もしているのである。そしてそうしたことが、自分の身体全体の表情や、動きやポーズにそのまま表れているのである。 |
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