index< 日誌 < av表情 < 23-34「失われた記憶B型」p2


1、感情の限界。


たしかに様々な感情の種類に違いはあっても、感情そのものに違いはなく、そしてこの感情という舞台の上で、様々に感情が演じられる以上、それはやはり似たような経緯とパターンを持たざるを得ない(要するに、役者がいつも同じなのである)。

表現や仕草といったものが、人間という身体の非常に限られた空間の中で表現される以上、また、人間の思考と観念自体も非常に限られた世界であって、やはりそれだけでも、どこか似たものを感じてしまうのである。

要は、感情そのものが、日常という常識の中断とその変異である以上、その内容にかかわらず似たような経緯をたどるということである。非常に制約され限定されるということである。つまり、パターンとして定形化して行く。

履歴へ                続く。

index< 日誌 < av表情 < 23-34「失われた記憶B型」p2