index< 日誌 < l見えないもの < 23-35「見えない世界1タマシイ」p8


3、精神の世界。


そしてまた、現実的には、たとえ目に見えにくいものであっても、それが自分の中で生理的な異常や衝動となって、情緒的な営みの変化を引き起こしているのである。たとえば血流や心拍の異常、息苦しさ、冷汗や「めまい」などの自律神経の障害として現れてきているのである。

しかしまた、このような動揺する自律神経の麻痺や生理の異常そのものが、自分自身の体内における現実の出来事なのであって、そしてそれが、精神が現実の世界に現れ出たカタチなのである。たとえそれが表面上、見えづらいものであってもそうなのである。

では、いったい何が現れ出てきているのか? それは現実の肉体とは別の、肉体から遊離して別れてきたところの精神の妄想と空想の世界なのである。恐れ、おびえ、悲しみ、喜び、怒りや戸惑いなどといった、心の中の情緒と感情の世界なのである

戻る。                続く。

index< 日誌 < l見えないもの < 23-35「見えない世界1タマシイ」p8