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しかしまた、それだけで十分で、それだけで生きて行けるように出来ているのである。これは日本のオキテ(掟)であって、それに逆らっては生きて行けないように出来ているのである。 自分の中に自分と対峙する自己意識がない以上、そして自分で自分をたしかめることが出来ない以上、それは自分ではない他者に求めるのである。そして、この時点で自由が放棄されたのである。 自分が自分であることを止めたのである。その方が自分にとって生きやすいラクな生き方だからである。まわりも世の中全体も、そういう中庸な生き方を求め、それを推奨している。模範を探し出しそれを一般化するのである。要するに、迎合するのである。 |