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3、処世術。


自分の能力も、世の中の必要も要求も、そんなことは何も関係ないのである。要は、現状を維持し固定し守り続けることだけなのである。それが自分が生きて、そしてまた生かされている理由のすべてなのである。

言い換えれば、トップによる支配体制を永久的なものにする使い捨てのことである。だからバカで無能なほど重宝するのである。なんの能力もなく、なにも出来ないし、何かをしようとする意志もなく、いまあるシステムにすがってぶら下がるだけが取り柄の人間のことなのである。

従ってまた、自分では何もできず、しようともせず、ただただ現状を維持することだけが唯一の取り柄の人間なのである。それ以外に、生きて行く方法がないのである。それ以外の生き方を知らず、出来ず、その意志も、能力も、経験もないのである。そうやって生きて行くしかない人間なのである。

戻る。                続く。

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