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遺伝という考え方は、地球と人間、自分と世界との関係についてもそのまま当てはまる。 さらにもっと分かりやすく言うと、たとえば文明世界で教育を受けた者が、絶海の孤島に一人で放り出されたとき、その後に取る行動というものは、だれがそこに放り込まれたとしても、たいてい似たり寄ったりの行動パターンを取る、ということである。 というよりも、それしかできないし、人間にはできることしか出来ないように、出来ているということである。そしてまたそのように、あらかじめ条件づけられているのである。このような、自分ではどうにもならないという世界を生きているのである。 |
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